箏製作・修理
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箏製作
甲づくり
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1
会津桐は木に粘りがあり、力があります。
この粘りと力が、箏の音色に反映されます。約2年、雨ざらしにしてアクを抜き、
乾燥させて、木の呼吸を一定にします。 -
2
型を当てながら、
カンナで甲の外側を削ります。 -
3
甲の内側をムラがないよう、
なめらかに削っていきます。この中刳りで音の響きが決まります。
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4
甲の内側に、ノミを使って
綾杉模様をひとつひとつ丁寧に彫ります。 -
5
甲の中に裏板を埋めこむため、
斜め45度に留め切りをして接着します。 -
6
コテを約1000度まで熱して表面をすべらせ、
魂をこめて焼いていきます。琴柱がひっかからないよう
木目の段差をつけずに焼き上げます。 -
7
焼いた甲のススをはらい、
イボタとウヅクリを使ってツヤを出します。湿度が高いと綺麗なツヤが出て
色落ちしにくいため、
ツヤ出しは雨の日に行います。
飾りつけ
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1
溝を彫って、
四分と六分の板を打ち付けます。 -
2
四分六板の間に溝を彫り、
雲角龍角を打ちこみ、合わせます。 -
3
柏葉をロープで巻いて接着します。
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4
口前に豪華な装飾を施していきます。
舌には蒔絵を描いたり、
名や紋を描くこともできます。 -
5
四分六板に穴を開けて、
芯座を打ちこみます。 -
6
全体の琴柱がぶつからないように
調整しながら糸を締めて仕上げます。
修理
糸締め
5,000円 + 糸代
切れたり、伸びきってしまった糸を締め直します。
糸をしごかずに締めるため、糸が固くなりにくく、弾きやすく音色がよくなります。
糸締め時期は、弾く頻度にもよりますが、半年〜1年に1回をおすすめしています。
希望の調子や締め具合などお伝えいただければ、対応可能です。
天地・糸送りの場合は糸代はかかりません。
小キズ直し
1ヶ所 2,000円〜
琴柱がこすれたり倒れたりしてへこんだ箇所に
コクソ(パテ)を埋めて、焼いて色つけして仕上げます。
四分六板浮き修理
10,000円〜
接着剤がゆるみ、四分六板が浮くと、音にビビりが出ることがあります。
浮いている箇所に糊をいれて接着し直します。
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BEFORE
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AFTER
裏板はがれ、割れ修理
10,000円〜
経年劣化により接着剤が弱まって、箏の裏板がはがれることがあります。
少しでもはがれを見つけたら、はがれが大きくなる前に早めの修理をおすすめします。
焼き直し
80,000円〜
箏の表面を少し削り、焼き直します。
箏柱がこすれて傷んでいる箏も新品のように綺麗になります。
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BEFORE
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AFTER
その他、部品欠け修理など
要相談
柏葉・四分六板・サガリ・口前などの部品が欠けて無くなっている場合、
新しく部品を作り直して修理いたします。
その他、どんな修理でも承ります。
箏の状態やご希望など、お気軽にご相談ください。